2012年09月 |
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「頭のおかしい女の子」
(2012.09.21)
先日Mixiにログインしたら、「Petite jeté」(http://petite-jete.com/)なる女性向けサブスクリプション型サービスを開始するとのお知らせがあった。カナ名称は、「プティジュテ」らしい。 プティジュテ サポートセンターです。(返事ここまで) 凄いムチャクチャな言い訳で開いた口がふさがらない。Tシャツのプリント柄で使われている英語の言葉が文法的にも内容的にもやばすぎるとかそういう話はよく聞くが、それをMixiがやってしまってしかもそれを「造語」と押し切ろうとしている訳である。あー、そうですか。 で、この話には実は続きがある。 極めて良心的に彼らの「造語」という口実を額面的に受け取ってあげるとしても、この「Petite jeté」にはもう1つの解釈方法があることに、仏語に造詣の深い方ならお気づきだろう。即ち、「Petite」を形容詞ではなく名詞として解釈した場合の問題である。 辞書を引くと分かるが、「jeté」は形容詞としての用法として、口語限定ではあるが「頭のおかしい」という意味がある。従って、性の一致を補って、かつ「Petite」を名詞として解釈した場合、「Petite jeté(e)」は「頭のおかしい女の子」という意味になるのである。 ブランドとかをサービスインする時にはマーケティング担当者は英語のスラング辞典とかを調べてやばい意味になっていないかどうかを調べるのが普通だが、仏語にももちろんそういう辞典はあるし(http://livre.fnac.com/a2773275/Jean-Paul-Colin-Grand-dictionnaire-d-argot-et-francais-populaire とかは私も持ってます)、このレベルの表現については調べてかかるのが当たり前だと思ったのだが、どうもそうではないらしい。 女性の皆さん、「頭のいかれた女の子」とも読めるサイトで、あなたは服を買いたいと思いますか? |
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