2011年03月
チュニジア旅行記アップしました  (2011.03.31)

ご無沙汰いたしております。何とか生きてはおります。

さて、昨年末のチュニジア旅行記について、とりあえずまとめが終わったのでこちらにて公開しています。結構長いので、お暇なときにどうぞ。


Skypeを使い倒す  (2011.03.13)

一昨日地震が起きたとき、私は取引先でミーティングの真っ最中。とりあえず全員で机の下に潜ってやり過ごした後、会社に携帯で連絡を取ろうとすると、当然ながら発信規制がかかっていて全く通じない。仕方ないのでまずはメールにて連絡を取ったのだが、再度その後の行動を報告したり、自宅の家族に連絡を取ろうと携帯で連絡を試みるも、完全に規制されていて発信そのものができない状態だった。

会社はメールで用が足りるからいいとしても、問題は自宅への連絡である。残念ながら我が家の両親は携帯でのメールは全く使えないに等しいレベルなので、安否の確認をメールで行うのは望むべくもない。というわけでAriaにインストールしてあるSkypeのSkypeOutを利用して各地に連絡を取ることを試みた。一応自宅の電話はIP電話になっているというのもその理由の一つだ。

結果からいうと、何とか連絡を取ることはできた。勿論何回かのトライは必須なのだが、頑張れば連絡を取れないレベルではない。心配して連絡をくれた海外の知人も、同様の方法で電話をかけて安否を知らせることができた。

いうまでもなく、Skypeを使おうが携帯電話を使おうが、終端では電話回線をふさぐことには変わりないのでこの方法は余り勧められない。ただ、移動体通信の通信網に空きを作ることはできるので、伝送路そのものへの負荷は少ない。そうは言っても抜け道に等しい手法なので、使用は限定的なものに留められる必要があるだろう。

しかし音声による連絡は、安否の直接的な伝達という意味でも相互に与えられる安心感は大きい。スマートフォン導入の暁にはSkypeをインストールしておいて、それぞれをコンタクトリストに入れておくのは、このような事態における連絡方法としては確保しておいても無駄ではないと思う。au以外のスマートフォンではskypeを常駐させておくとバッテリーを猛烈に食うので、予備バッテリーの確保は必須だが。


オーケストラに参加することにした  (2011.03.09)


Facebookで先日、随分昔学部生時代に学生オケで一緒だった知人とメッセージをやりとりすることができた。Facebookすげーと驚くと同時に、そんな昔の知り合いのことを覚えていてくれる知人にも感謝しなければならない。

そんな中、知人が参加しているというオーケストラへの誘いがあった。私を古くから知っている人はご存じのことかと思うが、外見からの予想を裏切る形で(と粗野かつ下品な連中はよく揶揄する)私は結構昔からヴァイオリンを文字通り下手の横好きで嗜んでいて、高校〜院生の頃はあっちこっちのオケに入ったり辞めたりしていたのだが、ここ数年はたまに楽器のメンテがてら取り出してはスケールの練習をちょっとやってオシマイ、という怠け者の極みのような状態であった。当然、技術はどんどん落ちる。

しかし、それでも近いうちに楽器を再開したいという希望だけはここ数ヵ月間、あるいは1年程度は持っていたのは事実だ。クラシックの演奏会を聴きに出かけたりすると、演奏したことがある曲は自然と指が動き出したりするし、今の生活のような視覚文化に余りにも依存している様式は、その対偶としての聴覚文化に対する渇望を生み出しもする。要は、きっかけさえあれば楽器を再開することそれ自体には飢えていたのだ。

そういうこともあり、まずは2ndVnでリハビリも兼ねつつ様子を見るか、ということで先々週の日曜日、見学も兼ねて練習に参加させていただいた。当初は2ndに参加の予定が来てみたらいきなり1stにアサインされて壊滅的な状況にゲシュタルト崩壊を起こしたのは紛れもない事実だし、ポジション移動も含めてただですら低い技術水準がガタ落ちになっているというとんでもない事態に正直ショックを覚えた。小野アンナの音階教本でスケールをおさらいしてみたらボロボロなんていう生やさしい状態じゃなく、今も練習をまとめてするときはほとんどをロングトーンも含めて基礎練に充てているような状態だ。何てザマだ……

それでも、久しぶりにアンサンブルをこなすというのはいいものだ。まだ正直なところ演奏自体の水準は特に弦セクションはお世辞にも褒められたものではないのだが、それでも時折上手い調子にハーモニーがかみ合ったときに覚えるある種の興奮は、かつてオーケストラで弾いていたときの記憶を甦らせてくれるものだ。

翌週ももう一度練習に参加させていただいて、色々逡巡の末、このオケに参加させていただくことにした。演奏会まで残された日数は少ないし、社会人という身分ゆえ練習できる時間と場所はごくごく限られている(会社の帰りに楽器屋の練習室を借りて練習するのが事実上現実的な解だが、借り賃が結構高い……)が、できる限りのことはしようと思う。

音楽はいいものだ。楽器を再び手にして、弾いてみて、再びつくづくそう思う。


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