ごきげんよう、かしこ。
(2007.04.30)
いよいよ明日は引越です。
留学時に引越やら何やらは経験済みではありますが、こういう大がかりなのは実質初めてなのでいろいろと手間取ったり。
で、段ボールで埋まった部屋で今キーボードをパチパチ叩いてこれを書いております。
新居でのADSL開通は来週後半くらいになりそうな気配ですが、日記はアプできないと思います。わざわざネットカフェとかで書き込むのもアレですし。
ブロードバンド環境が回復したらまた書き込みますので、その時までごきげんよう。
いろいろなものがなくなっていく
(2007.04.15)
母校の中学・高校にてフランス語教育が全廃されるという話を聞いた。 付属の小学校では既にフランス語教育が廃止されていたようだから、もうそういうことは時間の問題だったのだろう。大学受験における英語のヘゲモニーが、特に医歯薬系においては揺るぎないものになってしまった今となっては、医師の息子が2割近くを占める同校にとってはフランス語など単なる厄介者に過ぎない。
おまけに今の校長は英語科の出身だ。伝統的に英語の地位が低かった、かの学校での政治闘争(率直に言えば彼の教師としての能力は極めて低いと記憶している)に明け暮れた彼にとっては、フランス語を絶滅させることは悲願だったのだろう。
だが、私はそこでのフランス語選択者であった。かの学校で教養主義の伝統を受け継ぐフランス語選択者であったこと、そしてフランス語の能力を今でもある程度維持していることは私の数少ない誇りの一つだ。英語の能力で苦労することが例え多かったとしても、その意義は決して失われることはない。
だからこそ、はっきりと言わせて貰おう。K橋校長、あなたはかの学校の恥だ。小心翼々たる臆病なあなたの無能さを糊塗するために、現実主義や改革の名を借りた醜悪な強権政治を省みないようなその厚顔無恥は、全く尊敬には値せず、むしろ侮蔑にしか値しない。
私の母校が、また一つ消滅した。
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