2005年12月
では  (2005.12.31)

皆様、良いお年を。


大衆の行進  (2005.12.25)

昨晩は偶然東京ミレナリオを通りがかってしまった。想像を超えた水準の猛烈な人出に(36万人とか)びっくりした。
撮影用に一眼レフを持っていたので撮ってみたのが右の画像。詳しい撮影データはExifを見てもらうとして(掲載用にかなり画質は落としてあります)、夜の撮影は難しいと実感した次第。三脚とか使ったんだけどなあ。


パスタ再び  (2005.12.21)

あれれ、MaxtorがSeagateに買収されちゃった……

自作マシンのHDDは殆どMaxtorのMaxLineシリーズで固めていたのに……


しょきふりょー  (2005.12.19)

過去のフィルム資産を全部デジタル化すべしということで、コニミノのDiMAGE Scan Elite5400IIを買いました。アマゾンで。

初期不良品に巡り会っちゃったよ〜!!!!!!!!


今日はもう不貞寝します。


隠れて生きよ  (2005.12.17)

年賀状を作った。
今年のは職場の関係者にも出すのでやや平凡。

疲労と、憂鬱に見舞われる。気が滅入り、塞ぐ。
精神的に少し疲れているのだろう。


ノミカーイ  (2005.12.16)

会社の忘年会。
グループ会社全部で一括してやるので、ホテルの大部屋で。

食料が豊富なのはいいのだけれど、人の出入りがそれなりに多い組織でタテ的な序列にこだわるバカに辟易。
ひさしぷりに罵詈雑言モードが炸裂しそうになって、別のメンツとドイツ料理屋でビールを煽る。

寝る。


パスタ左大臣  (2005.12.12)

いろんな人から、「お前が買ったデジタル道具のメーカーは傾く」と言われとります。実例を挙げるとこんな感じ。

●ハード
DiMAGE X1(コニカミノルタ)→コンパクトデジカメ事業から実質撤退
W21SA(鳥取三洋)→連結親会社が経営危機
m;audio MR-F10(オリンパス)→アマゾンから届いた翌日に開発凍結のニュース。中間決算も真っ赤っか
DAV-SC8とか色々(ソニー)→ストリンガーの奮戦空しく大不振
LANTANK(アイ・オー・データ機器)→とりあえず中間決算は赤字
Alcadia X-1(星野金属工業)→Alcadiaシリーズは全般的に不評
DVR-109(パイオニア)→今年度決算は870億円の赤字見込み
Athlon64 3200+(AMD)→赤字になったり黒字になったり忙しい
Millenium Pとか色々(MATROX)→nVidiaとATIとの競争に負けてプロ向け分野に特化

●ソフト
Lotus SuperOffice(LOTUS)→IBMに買収されてグループウェアのDOMINO以外は消滅
PicturePublisher(Micrografix)→いつの間にかどっかに消えた

でも、それなりに状況安定なところも一応あります。
D70(ニコン)→中間決算は真っ黒
MP700(キヤノン)→富士男君は次期日経団連会長
iAudio M5(COWON SYSTEMS)→めでたく日本法人設立
GA-K8N Ultra-9(ギガバイト)→iRAMがよく売れた
SCANSNAP fi-4110EOX3(PFU)→HHKも含めて安定経営
RealForce 106(東プレ)→あちこちのショップで見かけるようになった

(;´Д`)……


正しさを空に放り投げて  (2005.12.08)

官僚的な話し方をする人々と仕事。言いようのない疲労感で一日が終わる。

恐らく彼らは、頭脳の明晰さという点では極めて優秀な部類にあると思う。猛烈な残業を涼しい顔でこなすだけのタフさもあるだろう。
それだけの知能を持ち合わせているのに、と思う。重箱の隅をつつくような些末な議論を延々と繰り返した挙句、本質的な問題からいとも簡単になぜ逸脱してしまうのだろう、と。

官僚制を、私も含めた多くの凡庸な人間は極めて頭ごなしに批判する。しかしよく考えてみれば、彼らがそのような官僚的と形容される体系を首肯するのは、直接的な金銭等の物質的利益があるからではないのかもしれないと最近思う。
恐らく、そのようなシステムの内部にあっては、正しさを保証する基準が既に手続きの中で確保されているのだと思う。つまり、自分が正しくあることを獲得するための過程は自明だから、いささかの不安にも認識は脅かされない。それは恐ろしいほどの至福でもある。

そのような正しさの世界に住まうことができるのは率直に言えば時折羨ましい。私の怯懦な精神は多くの場合正しさを手にすることが出来ないがゆえに不安に曝されている。それを克服してこその、ということは可能かもしれないが、独断の謗りを無みすることなしにはそれは無理な話でもある。


この世の中で一人自分だけが間違いに思えて


プロントに1時間  (2005.12.05)

『失われた時を求めて』5巻続き。眼鏡が壊れて新調するために昔の眼鏡を無理して使っていた関係で、ここのところしばらく本を読めないでいたのだが、ようやく再開。

「過去ははかなく消え去るものではない、それはそこに残っている」(p.190)とプルーストは言う。私達は殆どの場合、過去はあくまで現在を構成したあとは時の力によって彼方へと飛び去っていくと考えがちだ。それに対して、プルーストにとっての過去は過ぎ去るものではなく、うたかたの一瞬一瞬をたぐり寄せるエーテルのように全ての時間をすり抜けていくように感じられる。フッサールは『内的時間意識の現象学』では時間は連続的に把持されることで現在の意識を構成していくとの立場に立っていたと思うが、プルーストのそれはそのような積層的構造を形成するのでもなく、豊饒な時空を意識の中に、失われた者への追憶と共に、描き出してゆく。


色々買った  (2005.12.01)

新宿にて仕事。新宿西口古本まつりに遭遇したのでラ・ブリュイエール『カラクテール』、モリエール『いやいやながらも医者にされ』『スカパンの悪だくみ』、バルザック『絶対の探求』等を購入。〆て3000円ちょっと。

最近の岩波文庫はマルクス・アウレリウスの『自省録』とかモンテーニュの『エセー』も重版しないので何考えてるのか分かりません。


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